2025.9.3 清田区民シニアスクール『6年生との交流:ボッチャ体験』『ACP(人生会議)って何?』

今日の授業は、『6年生との交流:ボッチャ体験』『ACP(人生会議)って何?』です。

1時間目「ボッチャ体験」
競技名の「ボッチャ」とは、元々イタリア語で「ボール」を意味する単語から来ています。パラリンピックの競技にも採用されています。今回は里塚町内会の金子さんから、ご指導をいただきました。シニア生は朝の会の後、先週配布した資料で「ボッチャ」のルールを確認しました。今回は正式ルールではなく、白いジャックボールに向かって赤・青のボールを6球ずつ交互に投げ、最後に白いジャックボールに最も近いチームが勝ちとなる簡易ルールで実施しました。
体育館には6年生とシニア生が集合し、シニア生1~2名と6年生が組んで12チームを結成。対戦相手との挨拶の後、「エイエイオー!」の掛け声でゲームがスタートしました。
3つのレーンに分かれて各4チームが対戦し、それぞれのレーンで順位を決定。各レーンの1位が決勝リーグへ進みました。ゲーム中はボールが投げられるたびに歓声があがり、白い球に近づけようとシニア生と6年生が相談する姿も見られました。結果、河野チーム、清水チーム、仲山チームが決勝に進出し、清水チームが2勝して優勝。会場から大きな拍手が送られました。6年生の担任の先生からも、子どもたちにもわかりやすいシンプルなルールに変更してくださり、やっていても見ていても盛り上がり、全員が楽しんでできたと感想をいただきました。シニア生と6年生が自己紹介や作戦会議を通じて交流でき、楽しく有意義な体験となりました。

ボッチャ体験

ボッチャ体験

ボッチャ体験

ボッチャ体験

2時間目「ACPって何?」
ACPは「アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning)」の略称です。札幌市民でこの言葉を知っている人は6.5%にとどまり、厚生労働省では「人生会議」という愛称で普及啓発を進めています。今回は札幌市保健福祉局の千葉さんを講師にお招きしました。
ACP(人生会議)とは、病気や介護が必要になった場合に備えて、「自分が大切にしたいこと」「誰とどう過ごしたいか」「望む医療やケアは何か」などを前もって考え、家族や信頼できる人、医療・介護従事者と繰り返し話し合い、共有することを指します。
参加したシニア生の多くもACPについて知らず、いざという時の医療やケアを考えていなかったため、「自分で判断できない状態になる前に話し合っておく必要性」を強く実感したようでした。今後の生き方を考えるうえで大変示唆に富む講義となりました。

人生会議(ACP)の講義

人生会議(ACP)の講義

放課後の活動
放課後は有志で菜園の枝豆の生育を観察しました。当初は9月17日に収穫予定でしたが、生育が予想以上に早く進んでいたため、17日の授業で収穫する分を残し、10日の放課後に一部を収穫することになりました。